7日朝。タコライスをアラフォー2人で分け合う。
琉球大学を表敬訪問。
その広大なキャンパスには森と湖がある。友人の自動車に乗る。
嘉数高台公園。沖縄戦の激戦地の1つ。写真だとわかりにくいが、奥のほうに普天間飛行場が見える。
沖縄戦時のトーチカ跡。この狭い入口に入るのは、私の巨躯では無理。
沖縄戦における朝鮮人犠牲者の慰霊碑。
読谷村「Gala青い海」にある「さんご畑」は、さんごの養殖施設である。観光客向けの片手間みたいな施設ではなく、非常に本格的なものであることは、サイトを見てもお分かりいただけると思う。
http://www.sangobatake.jp/category/corals_farm/outline
私は知らなかったけど、ここの代表の金城浩二さんをモデルにした岡村隆史主演・李闘士男監督の『てぃだかんかん』という映画もあるそうだ。
施設はさんごを「育てる」だけでなく、「見せる」ための工夫もしっかりやっている。さんごは夏の満月の夜にいっせいに産卵するのだそうだが、その様子が見られるように水槽には横にも窓がついている。
沖縄はさんご礁に囲まれており、その内側は浅い穏やかな海となっている(イノーという)。そうすると波は低くなり、海岸の岩はこのように下のほうだけが侵食を受ける(ノッチという)。
ここには大河ドラマ『琉球の風』のロケ地跡もある。
恩納村の道の駅「おんなの駅 なかゆくい市場」に移動。
水産物直売所「浜の家」で、「ロブスターうにソース焼き」を注文。ここでは各種うにソース焼きが味わえる。僕は最初ホタテうにソース焼きにしようとしたのだが、待てよ、ホタテは北の海のものじゃないか、せっかく沖縄に来たわけだし、と断念した。ホタテ好きなんだけどね。
で、値段も見ずにロブスターを頼んだのだが、1,500円!味は、まあ、そこそこでした……。
考えてみればですねえ、沖縄には「クーブイリチー」という食べ物があるわけですよ。江戸時代、蝦夷地の昆布が北前船の西廻り海運に乗り、琉球にもたらされてできた料理なわけです。その故事を忘れ、安易に観光客気分に乗ろうとしてしたたかに打たれてしまった。
恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)を車内から見学。僕はまったく知らなかったけど、政府からの潤沢な補助金を得て世界トップクラスの研究者が集められているとか。
http://www.asahi.com/and_travel/articles/SDI2017051859711.html
施設もいちいち豪華。やっぱりねえ、気持ちよく働くのなら施設が立派なことは重要ですよねえ。
万座毛で有名なアレをみる。ドローンが複数飛び交っている。仕方なし。
名護市の「八重食堂」で昼食。「ソーキソバ(大)」(650円)。スープはこのようにやかんに入って出てくる。各人で注ぐ。素朴な、普段着の味。そして量が多い。大なのだから当然だが。
今帰仁村の「呉我山共同売店」を車窓から見かける。「共同売店」、甘美な響きだ。友人も同じ思いであったらしく、早速自動車を停める。何か特別なものがあるわけでなく、ごく普通の売店だ。こういうのは「食料雑貨店」と言いましてね、私が子どもだった昭和の時代には各処に点在していたものなのです。と、若い読者のために念のため説明しておく。
ちなみにこの「呉我山共同売店」はfacebook ページを持っている。
https://www.facebook.com/gogayama/
沖縄には世界遺産に登録されている遺跡がいくつかある。その1つである今帰仁城跡。
14世紀前半~15世紀前半、琉球王国が統一される前の三山時代の北山の主城である。見るからに難攻不落。ボランティアガイドをお願いしたのだが、彼女の話によると、城内に裏切り者がいて、手薄な場所から敵(初代琉球王尚巴志)を招き入れたために落城したという。霊剣「千代金丸」が城を守れなかったことに怒った北山王が霊石(現存)を切りつけ、城近くを流れる志慶間川に投げ捨てたという。後に発見され、琉球王家に献上されたと言い伝えられており、現在は国宝の指定を受けている。
石垣と向こうに広がる「やんばる」(これは北山の支配領域を意味する言葉だが)のこの風景は、故・筑紫哲也のおすすめの風景であったらしい。時を経て自然に溶け込みつつある人工物みたいな趣がよかったのだろうか。確かにここから見る「やんばる」の奥ゆきは深い。
ボランティアガイドの女性は沖縄の海の美しさに見せられてこの近所の古民家に移住してきた女性だそうだ。それなりの御歳と見えたが、移住してきたのはここ数年だそうだ。今帰仁村の運天港は伊豆大島から源為朝が漂着したという伝説がある。運天港からフェリーで行ける伊是名島はなかなかいいところなのだそうだ。
友人に送ってもらい、北谷町の「テラスガーデン美浜リゾート」にチェックイン。
ここは追加料金(+1,000円)を支払えば部屋を選ぶことができる。私は琉球建国神アマミキヨが最初に光臨したといわれる沖縄最大の聖地の1つ「久高島」を選んだ。
夕食は、ものすごく正直に言えば、さほどの感銘を受けなかった。この滞在中、泡盛は何杯も飲んだが、やはり焼酎の類はあまり得意ではない。しかし、ここで飲んだ「北谷長老」は美味しかった。
宿のすぐ裏にある「アメリカン・ビレッジ」へ。
北谷町美浜に宿を取ったので、アメリカンヴィレッジは訪れるつもりでいた。ただ、私はわざとらしい「観光地」がもともと嫌いである。アメリカンヴィレッジについても、イオンモールが中心になっていていったいどこがアメリカなのか?と正直鼻で笑っていた。
しかも沖縄と言うところは本土人の私が言うまでもなく、アメリカに対する愛憎が、「複雑」などという単純な語彙ではとても言い尽くせぬほどに渦巻く場所だ。さらにここは返還された米軍基地跡という。いったいどういうつもりなのかと、決して好意的ではない疑問符を抱いていた。
ただ、宿でのディナー後に訪れてみて、印象が一変した。まず、ヴィレッジの入口付近で路上ライブに出くわした。路上ライブなんて、東京の例えば吉祥寺などではよく目にする。しかし、どうも印象が違う。どこが違うのか考えたのだが、集まっている人が違うのだ。
ここは地元の人もよく遊びに来る場所だそうだが、周辺にホテルも多く、やはり観光客も少なくないはずだ。東京の路上ライブを見る人は地元に住む人がほとんどだろうから、そこが違う。行きずりの、一期一会の関係性なわけだ。ああ、こういうのは良いなと、そう思った。
街を歩くと、食堂から島唄が聞こえてくる。歌い手だけでなく、客が一緒になって歌っている。カフェではコーカソイドやネグロイドが食事と会話を楽しみ、海岸の防波堤の上では地元の人だろう、若い人たちが群れ座っている。聞こえることばも日本語、中国語、英語などさまざまだ。
「み、民族のサラダボウル……」「こ、これぞアメリカ合衆国!」と思い当たった。そして、これは万国の津梁たる琉球の姿でもあるわけだ。
すばらしい。とても感心した。
部屋に戻り、呉我山共同売店で購入した「おっぱ牛乳」を飲みながら読書。そして就寝。
2017年7月10日月曜日
鳥にしあらねば ~初めての沖縄①~
5月6日1038。私の旅の始まりは、たいていここから。
前日まで続いていた府中市最大のイベント・大国魂神社くらやみ祭の余韻を残す府中本町駅を出発。
南武線で川崎駅着。まずは昼食。ベトナム料理店「キムタン」。ベトナム料理というと、2014年の年末に訪れた京都の名店「コムゴン」を思い出す。
まずまずかな。生春巻と豚餅包み蒸しはとくに歯ざわり・風味ともによかった。
川崎駅から京急バスに乗る。羽田空港まで行く人は料金先払いなのか。この辺も初めてだとまごついてしまう。
羽田空港へ向かう途中にある旧穴守稲荷神社鳥居。皆さんご存知なんでしょうね。
齢40にして初めての羽田空港。チェックインや荷物預けは、スマホのQRコードさえあれば私のような初心者でもわりとスムーズにいけた。
しかし搭乗口では「お子様連れ・お身体のの不自由な方」「プレミアムシート利用者」「その他」の順に通されるとかはもちろん現地ではじめて知った。
1555発のANA477 。思っていたほど広くはないが、まあ、こんなものなのだろう。
離陸時は座席のテーブルを出しておいてはダメというルールがあるのね。座席に着くや私がテーブルを下ろすと、近くにいたCAの方がほんの一瞬「ちょっと!」という反応をしたので、え?オレ?なんで?と思った。彼女は何も言わなかったが、放送で事実を知った。
富士山には気がつかなかった。曇りがちだったしね。
あの音にも聞いた『翼の王国』。機内サービスのオリジナルビーフコンソメスープもなかなかに美味。
「旅の伴」には琉球大学教授・上間陽子の『裸足で逃げる』を連れてきた。
http://www.asahi.com/articles/ASK2F755KK2FUCVL02D.html
沖縄の風俗業界で働く女性たちのインタビュー集。あまりの話の連続に何度ものけぞった。私の隣の席は誰も座っていなかったが、通路をまたいだ席にはまだお若い女性に1歳ほどの子どもが抱かれていた。子どもはおとなしく、泣きもせず、しばらくすると母子ともに眠ってしまった。
1830那覇空港着。言うまでもないけど、沖縄本島初上陸。私史上最も西かつ最も南の地。友人と水槽の前で待ち合わせ。彼もこの日別便で那覇空港に着いた。東京に妻子を残しての単身赴任。
もずくはお土産にお勧めだそうだ。
そのままタクシーで宜野湾市志真志の「セルフィッシュ」へ。
僕は知らない土地に良さげな店を見つけようとするときには、グルメサイトのすべての口コミに目を通す。良い店の口コミは熱量が違うのだ。だから、口コミの多すぎる店は避ける。読み切れないから。
この店の口コミはいずれも熱いので期待していた。近くに住み、何度も訪れたことのある友人自身もとてもすばらしい店だと絶賛していた。
見た目・素材・味のすべてにしっかりしたこだわりを感じさせる。洋風メニューが多いと、見た目だけで、しかもその見た目もうわべだけ、みたいな店は、特に東京には腐るほどある。が、ここは客への真心をきちんと感じさせる。
思っていたとおりの名店。沖縄最初の夜にこの店に入ることのできた僥倖。
注文したのは「牛モモ肉のタタキにんにく醤油和え(680円)「冷静合鴨ロースの塩蒸し」(680円)「チーズの盛り合わ」(850円)「クリームチーズのはちみつがけ(パン付き)」(450円)「リッチなミートソースパスタ」(980円)ほか1品(失念)。どれも大変美味しく、量が多く、リーズナブル。ううむ、すごい。
酒もビールに始まり、ワイン、日本酒、泡盛、どれも美味しかった。
杯を重ねながら、沖縄の言語・生物学的民族系統から景気・雇用・都市・交通・教育・米軍基地、彼の専門である珊瑚・微生物から沖縄グルメに至るまで、あらゆる方面に無秩序に拡散する彼の蘊蓄に耳を傾ける。
沖縄は降水量が多いが、川が短く、すぐに流出してしまう。よって、このような給水タンクがあちらこちらにある。中学入試の基礎知識。
翌日の朝食として「キングタコス長田店」で買った「タコライスチーズ野菜」(600円)。温かいうちに一口食べたが、ひき肉の舌触りが良かった。就寝。
前日まで続いていた府中市最大のイベント・大国魂神社くらやみ祭の余韻を残す府中本町駅を出発。
南武線で川崎駅着。まずは昼食。ベトナム料理店「キムタン」。ベトナム料理というと、2014年の年末に訪れた京都の名店「コムゴン」を思い出す。
まずまずかな。生春巻と豚餅包み蒸しはとくに歯ざわり・風味ともによかった。
川崎駅から京急バスに乗る。羽田空港まで行く人は料金先払いなのか。この辺も初めてだとまごついてしまう。
羽田空港へ向かう途中にある旧穴守稲荷神社鳥居。皆さんご存知なんでしょうね。
齢40にして初めての羽田空港。チェックインや荷物預けは、スマホのQRコードさえあれば私のような初心者でもわりとスムーズにいけた。
1555発のANA477 。思っていたほど広くはないが、まあ、こんなものなのだろう。
離陸時は座席のテーブルを出しておいてはダメというルールがあるのね。座席に着くや私がテーブルを下ろすと、近くにいたCAの方がほんの一瞬「ちょっと!」という反応をしたので、え?オレ?なんで?と思った。彼女は何も言わなかったが、放送で事実を知った。
富士山には気がつかなかった。曇りがちだったしね。
「旅の伴」には琉球大学教授・上間陽子の『裸足で逃げる』を連れてきた。
http://www.asahi.com/articles/ASK2F755KK2FUCVL02D.html
沖縄の風俗業界で働く女性たちのインタビュー集。あまりの話の連続に何度ものけぞった。私の隣の席は誰も座っていなかったが、通路をまたいだ席にはまだお若い女性に1歳ほどの子どもが抱かれていた。子どもはおとなしく、泣きもせず、しばらくすると母子ともに眠ってしまった。
1830那覇空港着。言うまでもないけど、沖縄本島初上陸。私史上最も西かつ最も南の地。友人と水槽の前で待ち合わせ。彼もこの日別便で那覇空港に着いた。東京に妻子を残しての単身赴任。
もずくはお土産にお勧めだそうだ。
そのままタクシーで宜野湾市志真志の「セルフィッシュ」へ。
僕は知らない土地に良さげな店を見つけようとするときには、グルメサイトのすべての口コミに目を通す。良い店の口コミは熱量が違うのだ。だから、口コミの多すぎる店は避ける。読み切れないから。
この店の口コミはいずれも熱いので期待していた。近くに住み、何度も訪れたことのある友人自身もとてもすばらしい店だと絶賛していた。
見た目・素材・味のすべてにしっかりしたこだわりを感じさせる。洋風メニューが多いと、見た目だけで、しかもその見た目もうわべだけ、みたいな店は、特に東京には腐るほどある。が、ここは客への真心をきちんと感じさせる。
思っていたとおりの名店。沖縄最初の夜にこの店に入ることのできた僥倖。
注文したのは「牛モモ肉のタタキにんにく醤油和え(680円)「冷静合鴨ロースの塩蒸し」(680円)「チーズの盛り合わ」(850円)「クリームチーズのはちみつがけ(パン付き)」(450円)「リッチなミートソースパスタ」(980円)ほか1品(失念)。どれも大変美味しく、量が多く、リーズナブル。ううむ、すごい。
酒もビールに始まり、ワイン、日本酒、泡盛、どれも美味しかった。
杯を重ねながら、沖縄の言語・生物学的民族系統から景気・雇用・都市・交通・教育・米軍基地、彼の専門である珊瑚・微生物から沖縄グルメに至るまで、あらゆる方面に無秩序に拡散する彼の蘊蓄に耳を傾ける。
沖縄は降水量が多いが、川が短く、すぐに流出してしまう。よって、このような給水タンクがあちらこちらにある。中学入試の基礎知識。
翌日の朝食として「キングタコス長田店」で買った「タコライスチーズ野菜」(600円)。温かいうちに一口食べたが、ひき肉の舌触りが良かった。就寝。
2016年11月25日金曜日
54年ぶりの雪の日に 波浮港@武蔵小金井
11月の東京都心に54年ぶりに降雪のあった今日は、武蔵小金井のこの店のことを思い出した。

「波浮港」は伊豆大島南端にある、火口湖を海と繋げた天然の良港で、私も何度か訪れたことがある。お店のご主人の出身地だそうだ。東京都大島町は私の出身地である新潟県加茂市とは姉妹都市。で、こちらのお店の奥さんは新潟県見附市の出身で、加茂とは信越線で20分ほどの距離である。 以前お店を訪れたとき、奥さんは、「この歳になっても、雪が降るとワクワクするのよ。」と仰っていた。「軽妙」ということばを人にすると、こういう風になるのだろう、という感じのとても温かいお人柄だ。 ランチ(880円)のメニューには、さんまや秋しゃけといった定番の他に、「生本さめ」「赤尾鯛」「馬づらはぎ」と、そこいらの居酒屋ランチでは見かけないラインナップ。調理の仕方も、塩焼き、味噌焼き、ムニエルといろいろと選べる。

先付の里芋ゆず味噌田楽、江戸野菜芯取り菜ともにしっかり手が加えてある。「生本さめ」のバター焼きにしたが、サクサクした歯応えのさっぱりとした旨さだった。

ううむ、唸ってしまうほどの名店。2年ぶりくらいの訪問になったのは、明らかにもったいなかった。もっと頻繁に来ないと。 伊豆大島にもそろそろ行かないとな。
波浮港 (居酒屋 / 武蔵小金井駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5

「波浮港」は伊豆大島南端にある、火口湖を海と繋げた天然の良港で、私も何度か訪れたことがある。お店のご主人の出身地だそうだ。東京都大島町は私の出身地である新潟県加茂市とは姉妹都市。で、こちらのお店の奥さんは新潟県見附市の出身で、加茂とは信越線で20分ほどの距離である。 以前お店を訪れたとき、奥さんは、「この歳になっても、雪が降るとワクワクするのよ。」と仰っていた。「軽妙」ということばを人にすると、こういう風になるのだろう、という感じのとても温かいお人柄だ。 ランチ(880円)のメニューには、さんまや秋しゃけといった定番の他に、「生本さめ」「赤尾鯛」「馬づらはぎ」と、そこいらの居酒屋ランチでは見かけないラインナップ。調理の仕方も、塩焼き、味噌焼き、ムニエルといろいろと選べる。

先付の里芋ゆず味噌田楽、江戸野菜芯取り菜ともにしっかり手が加えてある。「生本さめ」のバター焼きにしたが、サクサクした歯応えのさっぱりとした旨さだった。

ううむ、唸ってしまうほどの名店。2年ぶりくらいの訪問になったのは、明らかにもったいなかった。もっと頻繁に来ないと。 伊豆大島にもそろそろ行かないとな。
波浮港 (居酒屋 / 武蔵小金井駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
2016年9月28日水曜日
全方位にこだわる店 平右衛門@東小金井
東小金井、名店ぞろいの良い街なんですけどね。あんまり知られていなくて残念だ。
「平右衛門」は素材の一つ一つにこだわる名店である。とくに醤油がすばらしい。兵庫県の「大徳醤油」から、加熱処理をしていない「生醤油」を特別に卸してもらっているという。「冷やしらーめん」(950円)を注文。
味はもちろん、ビジュアルも良いですねえ。自家製麺は歯応え、のど越しともにすばらしい。大盛サービスというのも感動的。この店のメンマは、密かにメンマ好きな私を納得させるメンマである。チャーシューも本当に美味い。
ただ、この辺は完全に好みの話だが、私は椎茸も大好きなんだけど、椎茸は甘くない方が良かったなあ。胡瓜はもう少し少な目で、茗荷は1,2欠片多めでも良かった。
ともかくも、たいへんけっこうなラーメンでした。
「平右衛門」は素材の一つ一つにこだわる名店である。とくに醤油がすばらしい。兵庫県の「大徳醤油」から、加熱処理をしていない「生醤油」を特別に卸してもらっているという。「冷やしらーめん」(950円)を注文。
味はもちろん、ビジュアルも良いですねえ。自家製麺は歯応え、のど越しともにすばらしい。大盛サービスというのも感動的。この店のメンマは、密かにメンマ好きな私を納得させるメンマである。チャーシューも本当に美味い。
ただ、この辺は完全に好みの話だが、私は椎茸も大好きなんだけど、椎茸は甘くない方が良かったなあ。胡瓜はもう少し少な目で、茗荷は1,2欠片多めでも良かった。
ともかくも、たいへんけっこうなラーメンでした。
2016年9月23日金曜日
ただ、中華そばのために ひびき@府中
府中の名店「ひびき」はとにかく不便なところにある。なので、旨いのは十分わかっているのだが、府中在住の私もなかなか足が向かない。公共交通機関では、府中駅から、学園通郵便局経由・武蔵小金井駅南口行きの京王バスで、学園通郵便局バス停下車がよいであろう。
「特製中華そば」。
府中市では美好町の「ふくみみ」(この店は前ブログでは何度も取り上げた思い入れ深い店だが)と同じく、メニューを「中華そば」1種類にしぼって磨きあげてきた店。無添加・無保存料という。全粒粉入り自家製麺は香り高い。チャーシューの柔らかさ、味のしみ方は絶妙。スープも丸鶏・魚介の良いとこ取りで実に滋味深い。変なクセなどまったくない。いつまでも飲んでいたいくらいだ。具の1つ1つも素材選びから決して気を抜かない。タマネギが最良のアクセントになっていることに、今日ようやく気がついた。
名店ですねえ。
こちらの方が「ふくみみ」よりも老成した印象。ご主人も「ふくみみ」の店主より20歳ほど上に見える。が、店は「ひびき」の方が歴史が浅い。今年で6周年とか。 両者に優劣はなく、どちらも良店。
こういう店が2つも住む街にあるのは、幸せなことだ。
中華そば ひびき (ラーメン / 北府中駅、府中駅、国分寺駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
「特製中華そば」。
府中市では美好町の「ふくみみ」(この店は前ブログでは何度も取り上げた思い入れ深い店だが)と同じく、メニューを「中華そば」1種類にしぼって磨きあげてきた店。無添加・無保存料という。全粒粉入り自家製麺は香り高い。チャーシューの柔らかさ、味のしみ方は絶妙。スープも丸鶏・魚介の良いとこ取りで実に滋味深い。変なクセなどまったくない。いつまでも飲んでいたいくらいだ。具の1つ1つも素材選びから決して気を抜かない。タマネギが最良のアクセントになっていることに、今日ようやく気がついた。
名店ですねえ。
こちらの方が「ふくみみ」よりも老成した印象。ご主人も「ふくみみ」の店主より20歳ほど上に見える。が、店は「ひびき」の方が歴史が浅い。今年で6周年とか。 両者に優劣はなく、どちらも良店。
こういう店が2つも住む街にあるのは、幸せなことだ。
中華そば ひびき (ラーメン / 北府中駅、府中駅、国分寺駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
2016年9月22日木曜日
丸はつは言葉を誘い、血肝は筆を走らす 山もと@三鷹
新卒歓迎会で利用した。三鷹駅北口、職場から徒歩5分ほどのところにある「山もと」のことを、私はもちろんずっと前から知っていた。まもなく開店1周年。訪れる機会を、zuttoねらっていた。
店内はおしゃれ。だがそのおしゃれ度はちょうどよくて、これなら従来の焼き鳥屋に慣れた客層ともお互いにすんなりと打ち解け合うだろう。
まずビールを頼む。
「吉祥寺SESSION IPA」は文字通りの地元ビールである。突き出しは枝豆と肉味噌で、これなら同僚に合わせてビールにするのではなく、1杯目から日本酒にすべきだったと少し残念に思った。
やや大きめの猪口に入ったこのスープ、最初は何かなと訝しんだ。が、中を覗けば、まずは黄金色が見た目に美しく、鼻を近づけ1口飲んでううむ、と吐息してしまった。これは旨い!「旨い」という単語は、このスープによって定義づけられるのではないかとすら思った。時間をおき冷ましながら、味の変化を楽しんだ。名店といわれる喫茶店で珈琲を飲むときのようにだ。
しかも、このスープがすごいのは、このサイズである。これだけ旨いものを、これ以上大きなサイズで出したら、おそらく客は、このスープの余韻でこの店の焼き鳥を味わってしまうだろう。そう、このスープは始まりに過ぎない。そして、この始まりによって、俺のトサカは鷲掴みとなった。
「おすすめの焼き鳥、七本コース」(1,280円)を注文した。
まずは「さび」。
軟らかい。
そして「丸はつ」。
丸すぎだろコレ!ハムッとかじると、ジュッと汁が出た。慌ててワイシャツに気を遣う。たいへん美味しい。
「つくね」と「せせり」。
前者は華奢、後者は豪快な外観で目にも楽しい。
この間に酒を「生酛のどぶ」の熱燗に切り替え、合わせて「とりわさ」もたのむ。
「ふりそで」の弾力を確認した後、コース最後の「血肝」。
これが凄すぎた。この「血肝」のスゴさは、ぜひお店で体験してほしい。ちなみに私は肝から血の出る心地がした。凄すぎちゃって。
追加でたのんだ「心残り」や「モッツァレラチーズのさび焼き」も同僚たちには大好評だった。もちろん私も満足した。
〆の「親子丼」も、もうお腹いっぱいですよ、という同僚の遠慮を軽くいなして注文した。
ここで食べずに最後に後悔したくはなかったからだ。
上司からは、「ここまで旨い焼き鳥屋は初めてだ」というお言葉をいただいた。そちらの方が、新卒の歓迎なんかより私にとってよほど実質的価値があることは言うまでもない。
いやすばらしい。感服いたしました。あなたが絶対に訪れるべき店だし、私もまた必ずや訪れるであろう。
今回「山もと」というこのすばらしい店に出会い、「食べログ」の記事を2年ぶりに書いてみようと決心した。この2年間もすばらしい店にたくさん出会ってきたので、こういう記事は今後はなるべく書くようにしようと思う。
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