2016年1月31日日曜日

Only One Village 東京都檜原村③ ~数馬分校記念館~

つづいて「たから荘」のすぐ近くにある閉校した小学校を利用した「数馬分校記念館」。













図書なども当時のままに残っている。


閉校記念誌。






私も小学校の卒業は昭和64年度。新潟県加茂市立南小学校の卒業生は、当時は3クラス120人ほどだったはずだ。今は1クラスだそうだが。









机の配置がアクティブラーニングっぽい。




良い写真じゃねえか!









「多摩子ども詩集」。他の何ものにも代えられない、とんでもなく貴重な記録。


ことばとは、ただそれだけで詩そのものなのだ。オジサン涙腺緩んじゃいました。







なんでつげ義春が置いてあるのかと思ったら、彼も奥多摩を訪れていたのか。ちょっとバスの時間が気になったので詳しく読めなかったが、後で買って読もう。



西東京バス。なんと充電設備つきだった。

秋川に移動。都内最大のお気に入り喫茶店「青蛾珈房」で大先生お二人の書を読む。





トモコスガさんのこの記事を読んだときも思ったけど、清水亮くん(彼は高校の同級生だが)にしろトモさんにしろ、彼らは社会や文化そのものを作ろうと格闘してきたんだよなあ。それに引き比べて、いま俺がウジウジ悩んでいるのって、せいぜい社内力学程度のものだからなあ。ううむ……。





いやあ、今回もすばらしい旅でした。今年も良い旅をたくさんしたいものだ。

Only One Village 東京都檜原村② ~蛇の湯温泉たから荘~

終点の数馬バス停で下車。徒歩2分ほどで東京都随一の秘湯、「蛇の湯温泉たから荘」にたどり着いた。




東京で唯一の「日本秘湯を守る会」会員宿。




早速お風呂へ。









私一人の事実上の貸しきり状態。なんたる贅沢!

つづいてお食事。





「日本秘湯を守る会会員宿限定」という惹句につられて「秘湯ワイン」。味には満足したが、しかしやはり日本酒の方が料理には合っていたかな。

「月夜見コース」とやらを。



こんにゃく刺。よい!






山女の焼き物と豆の煮物。ただ煮ただ焼くだけで、食材とはこれほどまでに美味くなるのかと感動した。いや、もちろんほかにもさまざまな工夫が施されているのは知っているが。料理とは人類の叡智の結晶である。単に旨いものが喰いたいがために、我々の先人たちも、我々自身も、そして我々の後継者たちも、ずっとずっと天文学的な時間と労力を注ぎ続ける。




たから荘滞在は1200~1330だったが、その間他に客なし。

日本人よ!私たちよ!もったいないですよ!これほどの宿を維持するもの、それは私たち庶民のなけなしの金であることを、私たちは肝に銘ずるべきだ。