7月8日。1年半ぶり4回目の竹芝客船ターミナル。
朝到着すると、女性が1人、ターミナル前の広場に設置されているマストの写真を撮っていた。彼女は伊豆大島は初めてだったろうか?よい旅を。
ターミナルには、『朝日新聞』が無料で置いてある。ここに来ると欠かさずにもらっている。家でも購読しているが。
島民専用控え室。当然、島嶼の住民しか使えない。が、そろそろ私も使いたい。
ジェット船で105分の海へ。
船内からはいろいろなものを見ることができる。
岡田港着。大島には2つの港があり、どちらに入港するかは時による。本当は元町港の方が都合がよいことが多いが、今回はこちらの方が目的地に近かった。
岡田港客船待合所はとても古い建物だ。
地方競馬場、例えば船橋競馬場なんかを思い浮かばせる。といってもわからないか。
岡田港周辺も、房総半島の先端の方の漁村よりももうひとまわり鄙びた雰囲気だ。これはこれで観光客には旅の風情が感じられるが、現実にここで生活するとなるとためらうなあ。
島北西部の岡田港をバスで出て、北東部の大島公園方面へ。終点の公園バス停で降りるとき、運転手に波治加麻神社の場所を聞く。ここから歩いて20分ほどで、本当はこの手前の椿のトンネルのバス停が近いのだという。私がならば歩いて行きますというと、途中まで乗せていってくれた。実はそれを期待していたのだけれど。大島バスの2日間フリーきっぷを持っていたしね。
参道をいくら歩いても神社の建物が見えず、どこまで続くのかと思いきや、だいぶ歩いた行き止まりを右に曲がったところに申し訳程度の拝殿があった。やはり、神社の本質は参道にあるのだ。
波治加麻神社にタクシーを呼ぶ。長岡交通の運転手さんは、大島でタクシー業を営んで40年ということだった。今回は過去3回の訪問で行けなかったところをコンプリートするつもりでいた。
なかでもこの裏砂漠にはぜひとも来たいと思っていた。2年前は島の西部の元町港から自転車でここまで来るつもりだったが、途中の道のあまりの起伏と、自販機がないために水分補強ができないことに本気で生命維持の危機を覚え、断念した。
裏砂漠は火山噴出物(スコリア)でできている。ここ、地熱を感じるんですよ。熱いんですね。大島という島の生命を感じ、感動した。
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